くらげの迷走HOME>VFA144>四式戦闘機 疾風”第47戦隊「旭」隊”/ki-84 Frank”47th Sentai”
”第47戦隊”のマーキング
疾風といえばこれ!と言えるくらい、第一に上がってくる部隊。その中でもブルーの部隊マークが良いアクセントの「旭」隊所属の40番機です。
第47戦隊は成増飛行場を拠点に帝都防空に奮戦した部隊。
充実した環境のおかげで疾風の性能を引き出し、米軍に一矢を報いた部隊です。
1/144の疾風はF-TOYSやマイクロエースのキットなどもありますが、このウイングクラブコレクションの疾風もなかなかいい出来です。
パーツも少なく、形状、モールドとも良好で、墨入れするだけでもだいぶかっこよくなります。
疾風の塗装防空識別帯の白帯を巻いた日の丸は疾風に似合います。
というか、これがないと疾風は物足りなく感じてしまう。それくらい疾風を代表するマーキングですね。
使用カラーはハセガワ1/32キットの説明書を参考に、上面Mr12オリーブドラブ、下面Mr128灰緑色、プロペラMr319グリーン
塗装によるグラデーションはしていませんが、墨入れを一部残すことで軽い退色表現としています。
ポイント日本機最優秀と言われる疾風は、中島の集大成といえるような、非常にシンプルなライン。シンプルすぎてゼロ戦なんかと比べると正直個性がない印象です。
そんな疾風が疾風として人気がある所以は”最優秀”という称号でしょう。
しかし最優秀とはいえ、実際はエンジンの不調等でほとんど稼働できなかったとか。それは実戦機としてはいかがなものでしょう?
調べていくと人によって印象が変わりそうな、評価の難しい機体だったりしますね。
コクピット
キャノピー内、後部のヘッドレストや覆い部分がなく、キャノピーをオープンにしたり、じっくり見るなら直したいポイント。
今回はそのままですが、キャノピーをつけちゃうとそれほど気にならないかも?
ディテールキットの機銃はちょっとくびれがあっていい形です。金属線でこれを再現するのは難しいので、そのまま活かしました。
これ、逆に作業中におらないよう気をつけるほうが大変だったりします。
着陸等もクリア化。その上の”ノルナ”はそれらしいものを貼っただけなので読めません・・・
工作のポイントウイングクラブコレクションの疾風には増槽タンクが付いていないので、下面はスッキリ。でも濃い目のモールドのおかげで精密感があります。
脚はもう少しがっちりしてると良かったですね。
まずはここから実は疾風はいざ作るとなるとカラーバリエションが少なくてチョイスに困ります。
基本的に地味な褐色やシンプルなシルバー。派手な機体は振武隊で、楽しく作るには・・・ね。
(そんなこと気にしてたら戦闘機の趣味なんかやってられないですが・・・)。
そうやって悩んで出た答えが「一番目にするのが一番かっこいい」ということで、よく見る機体となってしまいました。
でもそれは逆に”外せない一機”ということでもありますし、コレクションするべき一機には違いありません。
---SPEC---
全幅:11.24m 全長:9.92m 全高:3.38m
全備重量:3,890kg 発動機:ハ45-21型
最高速度:640km/h 航続距離:2,500km 乗員:1