くらげの迷走HOME>VFA144>ポリカルポフI-16”フィンランド空軍”/Polikarpov I-16"Finnish Airforce"
フィンランド空軍機
付属デカールを使用して、フィンランド空軍で使用された機体にしました。
敵国の機体も鹵獲して使用するという、窮状を体現したような機体です。
でもシンプルなソ連機に比べて綺麗な塗装で、思いのほか似合ってますね。
エフトイズ1/144のI-16最小の機体?96艦戦なんかより小さくてかわいいの一言。
それでも手抜き無く、布貼りを表現したモールドが各翼に入っており、非常にメリハリの利いたキット。
木製でモールドのない胴体と対照的な濃いめの主翼の表現と、機体の面白さをよく理解した設計ですばらしいキットです。
B-239の塗装北欧の国らしい冬季迷彩。
セットのB-239とともにマスキングを使用してすっきりと塗り分けました。
軽くグラデーションをかけているので、スジ彫りが少なくてもメリハリはあります。
I-16の印象可愛らしい機体。大男のイメージのロシア人がこんな小さな飛行機乗っていたというのが、なんか滑稽です。
鹵獲した機体をアグレッサー的に使い、対抗手段を編み出すというのはありますが、まんま実戦に使うというのも大胆ですね。
フィンランド空軍は寄せ集めでいろんな機体が使われてますので、他にも作ってみたいテーマです。
細部工作
基本的にストレート組みですが、機銃を真鍮パイプに、ピトー管を金属線にしています。
コクピットがオープンなので、シートベルトも追加。
下面調色した水色です。この色もはっきりとわからず、作例によってもだいぶ色調が違うので悩みました。
黄色の帯とあわせてとても綺麗な取り合わせ。
モールドが多いので、単色でも見栄えがしますね。
塗装グリーン2色もはっきりコレという色はわかりませんでした。
マーキング類はシンプルですが、濃淡の濃い迷彩のおかげで間延びしてませんね。
スケール的にはキッチリめの塗りわけのほうが良さそうですが、フリーハンドのほうが雰囲気が出るので、どちらがいいのかいまだ悩んでいます。
救国の騎士たちB-239とともにフィンランド空軍セットという作品に仕上げました。
いずれも小さい機体で単体では見栄えがしないので、あわせて楽しんでみることにしました。
本国ではさらに塗装も面白みが無い2機。
今後のバリエーションをどう楽しむかも悩みどころです。