くらげの迷走HOMEGALLERY>ミラージュF1 ”Royal Moroccoan A.F.”

ミラージュF1 ハセガワ1/72 モロッコ空軍

DATA

使用キット
ハセガワ 1/72
ミラージュF1
追加パーツ等
パブラモデル
72004 MB Mk.4(シート) 
アイレス
7128 F-4E,EJ,F,G,J,S
Exhaust Nozzles(エンジン)
マーキング
カルペナデカール
72-02 「Foreign MirageF1」
資料
・AVIASCOPE
「MIRAGE F1B/C/CT」(洋書)
・SPOTLIGHT No.1
「DASSAULT MIRAGE F1」
・CHECK LIST No.1
「Mirage F1」ほか
製作記はこちら

ミラージュF1CH
”Royal Moroccoan AirFoece”

「Minor AirFoce of The World」中東編
北アフリカ諸国からの第一弾、モロッコ空軍のミラージュF1です。

まだ飛行機好きになる前の小さい頃に店頭で箱絵を見て”かっこいい!”と一目ぼれしたミラージュF1。それ以来何度か製作するも納得いかずにまともに完成させることがありませんでした。
その頃から”いつかは・・・”との思いも強く、今ならそれなりのものが作れそうだと思えてきたので、ようやく長年の夢を叶えました。

日本ではいまひとつメジャー感のない欧州機(人気はあるようですが)。資料なんかもなかなか見つからずにどこまで出来るか不安もありましたが、わかる範囲であれこれ手を入れてみました。

フランスとつながるのある国が買わされているおかげで、マイナー空軍好きとしてはどこの国にしようかとても悩む機体です。
国によってカラーリングも様々で、今後も何度か作ることになりそうです。(すでにもっと作りたいものを見つけてしまった・・・)

そんな中から今回はモロッコ空軍のミラージュF1CHをチョイス。理由はとりあえず本国フランスの機体とは違うものにしたかったから。
ミラージュF1は国によってこまごまと仕様が違っているようなので、製作前のディテールチェックは必須。
今回もわかる範囲での改修となりましたが、大枠では間違っていないのではないかと思います。

メジャーなかっこいいフランス軍仕様を同時期にわんこさんが製作されてました。工作ポイントなんかも似ていて、勝手に兄弟機といわせていただきます!
わんこのヘタレ模型」やっぱりメジャー仕様は間違いないですね!

ミラージュF1 ハセガワ1/72
ミラージュF1 モロッコ空軍
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mirageF1 1/72
ミラージュF1 コクピット
ミラージュF1 mirageF1


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解説

PHOTO-1:仕様
いつものお決まりの”駐機状態”仕様。この”タグつき”にどうも弱く、こういった写真を見つけるとやりたくなっちゃいます。
インテイクカバーをつけると中を工作しなくていいので楽なんですよね。
PHOTO-2:ミラージュF1!
ハセガワのかっこいい箱絵を見て以来好きになったミラージュF1。私好みのスマートな綺麗なラインの機体です。
デルタ翼で成功したダッソーですが、ミラージュF1は非常にオーソドックスなスタイル。インテイクの形状にダッソー機らしさが残ってます。
PHOTO-3:モロッコ空軍のミラージュF1
モロッコ空軍には今回のCHのほかEHなども配備されているようです。ミラージュF1がかっこいいポイントの一つ(?)である翼端ランチャー未装備。
同じCHでもランチャーを装備している機体もあるようですが、マイナーらしさを出すためにあえてかっこいいポイントを削除。
わざわざかっこ悪い仕様にするというのも・・・な感じですが、それこそが「Minor AirForce Of The World」の主テーマ。かっこいいのはうまい方に作っていただきましょう。
PHOTO-4:迷彩
本国機とは違う塗装ということで、ミラージュF1の使用国が多い中東・北アフリカ仕様のデザート迷彩。モロッコ空軍の色は他のデザートカラーとちょっと違っていてタンが濃いめ。このモロッコ空軍らしいタンを出すのにちょっと苦労しました。
PHOTO-5:マーキング
見慣れない国籍マーク以外は尾翼に小さい機体番号が付くくらいで地味なマーキングです。モロッコ空軍独自のマーキング以外の注意書きはキット付属のデカールを使用しています。
PHOTO-6:機首まわり
駐機のポイント”タグ”。それが集中する機首周りは今作のポイントの一つです。地味な機体には非常に良いアクセントですね。
金属線から作ったラダーや特徴的なインテイクカバーと、追加の小物パーツが満載です。
PHOTO-7:コクピット
あまり写真ではわかりにくいですが、コクピットも結構手を入れたポイント。計器板周りは製作記のほうがわかりやすいのでそちらをご覧ください。
いつものようにサイズの合わないシートを無理やり押し込んだ様子や、キャノピーにつけたミラーなど。この辺は気を使う作業ですね。
PHOTO-8:脚周り
ここも本作のポイントである脚収納部。キットでは閉じた状態になっているのを資料を見つけたのをいいことにオープンに。それらしくパイピングなどを施しています。
金属色むき出しでムラのあるタンク。小さいながら個性的なタイヤ止め。インテイク脇のライトなど、何気にポイント満載のショット。
PHOTO-9:エンジン
ここも手を入れたかったエンジン。そのままでもなかなかいい出来のハセガワ、ミラージュF1ですが、深さがないのがちょっと残念。
密度の濃い内側の構造物等を再現するために、ファントムのエンジンパーツを流用しています。(詳細は製作記を)
PHOTO-10:右側の見所
右側で見るべきところは”Hydraulic security compartment”の開口。・・・何かはよくわかりません。
ただ、けっこうここを開けている写真が多いので、小さいながらも作りこんでみました。黄色と黒の縞々がいいアクセント。
PHOTO-11:間違い探し状態
今作品のようにマイナーな機体を製作する際は、説得力を出すためにも細かな仕様の違いをいかに見つけられるかが勝負の分かれ目。
少ない資料をあさってアンテナの位置やら追加・削除のパーツなどを出来るだけチェックしていきます。それでも大概気づかないものが次から次へと出てくるのですが・・・。
PHOTO-12:モロッコ空軍のミラージュF1
こんな国の機体をこんなに一所懸命作る人って、あまりいないだろうなぁ。でもこうやって見てみるとそれなりにかっこよく見えません?
ミラージュF1は初製作(初完成?)ということで、今回は習作的な作品でしたが、何気に手を入れまくったので多少は見所のある作品になったのではないかと思います。

”見慣れた機体の見慣れない塗装”にも掘り出し物があることがあります。そういった「これって実際どんな感じ?」って言う、気になるけど失敗したらイヤだから手を出せないというような機体を今後も作って行きたいですね。

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