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F−4EJ改 ファントムU
”第83航空隊 第302飛行隊”

完成日:2010年2月20日

使用キット:童友社 1/144 航空自衛隊F−4EJ ファントム

イエローサブマリン秋葉原店さんにて開催された、1/144飛行機コンテストに出品した「JASDF 兵装一覧」の4機のうちのF−4EJ改です。

食玩とはちょっと違うスタイルの童友社の1/144キット。しかし結構本気の商品らしくてこのファントムに関してはかなりの出来です。

他の機体に時間をとられたということもありますが、このファントムはあまりいじっていません。それでもそれなりに見えるのはキットの出来のおかげです。
急いでいるときはこういうキットだと助かりますね。

まずは全景。

前述のように、機体に関してはほとんど手を入れていません。各翼を薄くしたくらいでしょうか。

ただ、この1/144 F−4EJのキットは下面がいまいち。前部のスパローの溝がなかったり、モールドも少なかったり、ちゃんとやるならこの辺は手を入れる必要があるでしょう。

今回はベースに固定してしまうので、その辺の作業は省いてしまいました。


・・・・・時間がなかったんです!

そうそう、手を入れたところといえばこのコクピット。
キットのままでは埋まってしまっていてパイロットの頭らしき突起があるだけ。ですので削り取って作りました。

F−4EJはフェイスカーテンハンドルが特徴的なアクセントになるのでここは作りたかった。

ほとんど見えないですけど、シートは一応それらしく作っています。

どうやって作ったっけ??
なんかあわてていたので良く覚えていませんが、あくまで”それらしく見える”レベルの仕上げだった気がします。
もしリクエストがあればまた改めて作ってご紹介させていただきます。

あともう一つ残念な出来だったのが前脚。
モールドはとてもいいのですが、左右のタイヤが一体化してしまっています。非常に残念。

一度切り離して付け直そうかとも思いましたが、そうすると強度的に不安が出るので、真ん中を削り込むことでそれらしく修正しました。(それらしくばっかだな・・・。)

ちょっと写真が小さくてわかりづらいですが、作り直したオレオやクリア化したライト、カバーのディテールの追加など、地味すぎる改修ポイントです。


ついでにこれまたわかりづらいですが、レドームにライトニングアレスターを再現してあります。
あまり目立たないようにと作業したら、気づかないような一体感が出てしまいました。

F−4EJ改ファントムとF−15Jイーグルは使われている塗装は同じようですが、写真のせいかファントムのほうが一段暗く、青っぽく見えることがあります。

今回は2機を並べるので、変化をつけるためにF−4EJ改ファントムの色を少し青っぽく、暗くしました。

あわせて使い込まれたファントムに見られるタッチアップあとも再現。

通常スジ彫りラインに沿って一段暗い色でグラデーションを加えますが、これはさらにその上に明るい色を細く吹いてリタッチしたようにしています。

結構いい色合いです。

武装は左から、ASM−2、AIM−7スパロー、AAM−3。
いずれも訓練弾。

ちなみに4機はF−4EJ改ファントム、F−15Jイーグル、三菱F−2A、三菱F−1と並びますが、訓練弾、実弾、訓練弾、実弾と、それぞれ交互に装備品の種類を変えています。

似たような武装を並べることになってしまうので、色合いだけでも変化をつけました。

そんなわけでF−4EJ改ファントムはすべて訓練弾を並べています。

こちらは左からクラスター爆弾、ロケット弾、Mk.82通常爆弾。

大型で搭載能力の大きいファントムらしさを出すために、ロケット弾を連装、Mk.82もラックを介して4本並べています。

訓練弾だからって、全部青だとつまらないのでMk.82は通常の塗装のもの。信管がないから訓練弾だとわかるであろうということで。
(同じ塗装の三菱F−1に搭載したものは実弾だから信管&黄色のバンドがついてます)

このキットは本当に工作面での手間がなかったので助かりました。

出だしのコクピットの製作作業だけ片付けばあとはスラスラ工作が進みます。

念のため予備を買ってあったりするので、またゆっくりと製作したくなる、好印象のキットでした。
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