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HARRIER GR.Mk.7”Operation Herrick”

2009年2月21日 完成(コンテスト出品作品)
⇒カフェレオ賞をいただきました!

1/144 ハリアーGR.7
使用キット:ドイツレベル1/144 ハリアー Gr.Mk7

イエローサブマリン秋葉原店で、1/144飛行機コンテストがあるということで、製作してみました。
以前から”一度本気で作ってみて”というご意見をいただいていたので、いい機会なのでちょっと頑張ってみました。

ちょっと前にヨンパチで冬季迷彩のハリアーを作りましたが、その際もう一つ設定として考えていたのが今回の駐機状態。
いずれまたヨンパチでやろうと思っていましたが、こんかい1/144での製作となりました。

というのもこのレベル1/144ハリアーの出来がとてもいい!ドラゴンあたりのものをイメージしていましたが、開けてびっくりすごくいい!(レベルのキットは店で見れませんからね)
ほとんどレベルのキットの素材の良さに助けられました。このハリアーのキットはすごく出来がいいです。
レベル1/144 ハリアーGR.7 front
レベル1/144 ハリアーGR.7 side

〜塗装とマーキング〜

マーキングはキット付属のものをそのまま使用。

ここは手抜きですが、なじみもよかったので問題なく使えました。


ヨンパチでもイギリスハリアーを製作しましたが、機体のカラーは違います。
あれより明るめの設定で、ヨンパチの下面色がこちらの上面色になってます。

写真を参考にその場で調色したので正確には覚えていませんが、Mr.306を基本にMr.37、Mr.305あたりを調子を見ながら加えたような気がします。

ポイントは米軍機よりも赤みを入れてイギリス機の個性を出すこと。

写真では青系のグレーに見えますが、実際はちょっと赤みが入っています。

POINT 1:機首左

今作の見せ場はなんと言ってもタグやカバー類。というわけで見所は機首周りに集中します。

ハリアーGR.7というかイギリス機のタグには紅白の縞々のものが使われていることがあり、その米軍機と違うところに惹かれたのがこのような作品を作った動機です。

機体だけでは地味めな塗装ですが、タグやカバーが効果的なアクセントになって、だいぶ楽しげになりました。

技術的なお話をすると、タグは0.4ミリのマスキングテープです。それをのりを落として瞬間で接着しています。
ちなみに縞々も手塗りで仕上げました。
かなり目がしょぼしょぼです。こういうことできるの、あと何年かなぁ・・・。

手前の100円玉と比べると、1/144の作業の細かさがお分かりいただけるかと思います。
レベル1/144 ハリアーGR.7 

POINT 2:機首右

ハリアーの特徴のひとつだと思う、右側に設置された足掛け。

これまで1/72、1/48ハリアーでも再現しましたが、1/144になっても再現してみました。
使ったのはエッチングメッシュ。それをコの字型にカットして使用。厚みは余りありませんが、このスケールならそれほどおかしく感じないです。

それに塗装の厚みとかで少しはそれらしくなります。


インテイク下に出た足掛け、前脚のライトのクリア化、何枚かがオープンしている補助インテイク、コードで作ったインテイクカバー、左右のカバーをつなぐ紐やキャノピー前部のL字型のパーツも手抜きなく再現。

結構見所満載。

POINT 3:彫刻

このレベル1/144ハリアーGR.7のキットのすばらしさを感じたのが、このボーテックスジェネレータの再限度。すごくシャープでちゃんとL字型をしている! これは感動ものです。
これをみた瞬間、これはいけるとおもいました。
さすがにこれを作り直して再現する気合はありません。


翼端のアンテナの突起もそれぞれちゃんと再現。(よく見えない?)

ハリアーもGR.7ともなるとあちこちにアンテナ類の突起があって、結構大変。

プラ棒で再現してるので、作業中に何度か気がついたらなくなっていた。
レベル1/144 ハリアーGR.7 wing
レベル1/144 ハリアーGR.7 back

POINT 4:汚し

全体的にグラデーション塗装をしているので、小さいながらもいい雰囲気が出ています。

ハリアーは後部下面が、排気で汚れがすごいので、その辺は強めに汚しています。

脚関係の彫刻もすばらしいですね〜。こういうキットは見ているだけでやる気が出ます。

キットのままでは長い、垂直尾翼付け根の前に伸びた部分を若干カット。

ほか、お尻の部分のアンテナの追加、水平尾翼付け根の部分をプラ版で作り直して薄々化。


フラップ下げたり(ハリアーは駐機状態でもあまり下がらないようです)パネルをあけたりといった、いかにもなディテールアップはしていませんが、こういったこまかい基本的な形状は結構直しています。

POINT 5:おつけもの

今回唯一のおまけ。アース線?ハリアーに限らず駐機しているものはよくこうやってつけているものがあります。

翼端の下から出ているのを、一回上にクルッと回してからのばしている。
なぜかはわかりませんが、こうやっている写真が多いのでやっています。
わかる人にはわかるかな〜という、マニアックなディテール。

本当は消火器くらいも作りたかったのですが、ちょっと時間切れ。


一番外側のパイロンに装備したチャフディスペンサーはプラ棒で製作。

1/144に限らず欧米の武器って、あまりキット化されないですよね。

まぁ、ハリアーあたりだと米軍を同じような武器を搭載することが多いようなのであまり困りませんが、ほしいな〜。
レベル1/144 ハリアーGR.7 plus
レベル1/144 ハリアーGR.7 

POINT 6:インテイク

この機体は”100%LEX”仕様のようなので、小さいインテイクがいくつか付いています。

ほんの0.3〜5ミリほどの穴ですが、こういったところもちゃんとやってあると精密感が出ますよね。
ちなみに垂直尾翼付け根前縁のインテイク(?)もちゃんと開口してあります。

受油プローブも金属線やプラ棒を組み合わせて展開状態を再現。
これはヨンパチでもやりたかったけど、気力切れでできなかった工作です。

キャノピー内部の破砕コードも、コードで製作。
これもハリアーの特徴の一つですが、再現方法が悩みますよね。

POINT 7:タグ

この作品の一番見栄えのいいアングルがこれでしょうか。
ちょっとうるさいくらいのタグがにぎやかでいいですね〜。


ハリアーに限らずタグをつけた駐機状態っていうのは、私が模型心をくすぐられる情景の一つです。
(そのわりにそういった作品がない?)

基本的にフィギュアはあまり置かない主義なので(人がいるとどうしてもそちらが主役になってしまうため)、こういった小物で情景を再現するしかありません。


そういえば
よく出来ていると絶賛しているレベル1/144ハリアーGR.7ですが、残念だったのが機首の形状。
米軍のハリアーUプラスの機首の下にアンテナをつけたような形状で、これは明らかにおかしかったです。

そこで先端がもっと下になるようにして、細く、若干スマートに整形しなおしています。
もちろん上についたカメラ部分も作り直し。

結構綺麗にさりげなく整形できたので、作ったことのない方には気づいてもらえないかもしれません。
レベル1/144 ハリアーGR.7 harrierGR.7
レベル1/144 ハセガワ1/48 ハリアーGR.7

POINT 8:大きさ比較

ヨンパチハリアーとの比較。
写真でアップで撮るとサイズがわかりづらいですが、こうしてみると1/144は小さいですね。

その分あまり深いところまでいじらないですむし、やりたいこともやりやすいので、遊びがいがあるともいえます。

今回の作品を作るにあたって、上のヨンパチハリアーがとても参考になったのはいうまでもありません。

やはり立体を見ながらのほうがイメージしやすいので、機首の形状の変更などでとても参考になりました。

POINT 9:大きさ比較その2

もっとわかりやすい比較ということで。

ただでさえ小さな機体で、しかも単機ということで存在感がないので、ベースをちょっと高めにしてアピールです。
もちろんベースは手作り。
いつもと同じ色合いのネームプレートにしたので、ヤフオクとか見ていただいている方には気づいてもらえるかな?

10cm×10cmにしたので、市販のクリアケースが使えて展示の際も汚れる心配なし!

今回は久しぶりに納得の作品が出来ました。完成してから自分の作品を見て楽しく思えるなんて、久しぶりだな〜。(いつもは気に入らなくてすぐしまっちゃう)



さ〜て、ようやく一仕事終えたので、早速一杯といきますか・・・。

おつかれさまでした!

結果報告


数ある賞の中から「カフェレオ賞」をいただきました!
受賞でいただいたエンブレムステッカーとともに。

ちょうどハリアーを発売していらしたので、きっと気に留めていただけたんでしょうか。
なんにせよ大変ありがたいことです。

とても有意義なコンテストでした。
ありがとうございました!
今回のコンテストは告知が早かったので、ゆっくりと作ることが出来ました。
何を作るかいろいろと悩んだのですが、とりあえず一つ目は好きなものをやろうということでハリアーとなってしまいました。

これまでの作品が大戦機が多かったので、見ていただいている方の中にはちょっと残念に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

でもねぇ、やっぱり現用機が本当は好きなのです。

なんというか、大戦機って写真があまり良くないじゃないですか。モノクロで荒れていたりして。
しかも実際の色が良くわからないとかいうことも多いし、本気で作るには情報がたりないし、イメージしづらいのです。

その点現用機なら、パネルの中までわかったりするので、作りこむならこちらのほうがやりやすいんですよね。

でもこういったものが出来ると、反動で必ず大戦機を作りこみたくなるのも事実。
現にもう一つ出品しようと思っていたけど間に合わなかった大戦機もあったりなかったり・・・。

またいずれ面白い作品をお見せできるのではないかと思います。お楽しみに。

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