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メッサーシュミットMe262”ノヴォトニー少佐機”

出品日:2008年11月10日〜11月17日
1/144 Me262 ノヴォトニー
メジャー機ながら初出品。Me262の登場です。
いつか出したい出したいと思っていたのですが、キットの出来の悪さからなかなk手を出せずにいました。
ウイングクラブコレクションについては比較的好意的なことが多いですが、このキットは出来がよろしくない!
特にエンジン部分の合わせは丁寧に処理しないと、そのままではとてもひどい出来でした。
今作も結構前から手をつけていて、何度も何度も整形をしながら、ようやく見れるようになりました。

そのように悪い成型の印象から、あまり良く思っていませんでしたが、組み上げてみると・・・意外と形がいい。
エデュアルドからもキットが出ていますが、まだ購入していないので比較できないですけど、これはこれで悪くないと思います。

これ以外でもFw190D−9やP−51Dなんかもキットが出ていますが、ウイコレもメリハリが利いた造形で決して劣っているとはいえません。
ウイングクラブコレクション、侮りがたし。

〜塗装とマーキング〜

撃墜数258機でドイツ軍第5位ながら、名声はトップクラスのエース。
ワルター・ノヴォトニー少佐機。

自身の操縦技術が優れているのは数字があらわしていますが、指揮官としての能力も高く、宝剣付柏葉騎士鉄十字章を与えられたほどの実績を残しています。
その経験を買われ、世界初の実用ジェット戦闘機隊の隊長を務め、敬意を表して”ノヴォトニー隊”と呼ばれた部隊を率いて最後の戦いをした頃の乗機です。

残念ながらノヴォトニーは戦死をしてしまうのですが、その最後の乗機が本機だそうです。


ノヴォトニー隊のMe262は尾翼の塗装が特徴的で、一目でそれとわかります。

一般的には胴体中央に上下塗装の境がありますが、この機体は上面色が下まで来ているのも特徴です。

POINT 1:マーキング

その特徴的な尾翼。
今回もすべてエアブラシのフリーハンドで仕上げていますが、さすがにこの塗装は厳しかったです。

エアブラシで塗装してはいますが、やはりぼけ具合が大きすぎて、コンパウンドでボケ具合を減らしています。

うねうね具合もあまりうまく出来ていません。

正直それほどうまくはいきませんでした・・・。

POINT 2:整形

何といってもこのエンジン周りの整形が大変でした。
エンジン自体もさることながら、主翼への取り付けにしても、すごく隙間ができてしまう。

ここはとにかく根気よく丁寧に整形するしかありません。

ポイントとなる円形のパネルラインを消さないように、何度も何度も整形です。

おかげでご覧のようにそれなりに綺麗に仕上がりました。


ここを直したらグッと出来がいいキットに見えてきました。

POINT 3:塗装

昔の資料や作例を見ると、ノヴォトニー機のエンジン前縁が黄色に塗られているものを見かけます。
しかし、今では無塗装だったと言うのが定説のようですので、シルバーでそのように塗りました。

その他細かい注意書きのデカールを貼る事で、精密感を出しています。


こうやって見るとりっぱな262。
食玩の中でもウイコレシリーズは他より一歩上行く出来でしたね。
エンジンのふちを薄くしたり、ループアンテナをコードに変更したり。
そういった細かい部分にちょっと手を入れるだけでも、見栄えがよく見えます。

もう少しうまくやったらワンサイズ上のモデルといっても信じる人がいそうなショット。
ずっとやるつもりでいた262がようやく登場となりました。
昔はまったくめに入らなかったドイツジェットですが、ここ数年のドイツ機マイブームのおかげで魅力がわかるようになりました。

いつか傑作のタミヤのヨンパチを作りたいですが、人気機種だけに作例がとても多く、今更私が作っても”それがどうした”的な作品になるのは目に見えています。
でも、一度はやりたいな〜。

ちなみに、このノヴォトニー機は尾翼の塗装が難しかったので、1/144ではたぶん今作が最初で最後。
別の塗装はまたいつか作りたいですが、この機体はオンリーワンなので、ノヴォトニーファンはお見逃しのないように!

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