HOME1/144WINGS日本海軍戦闘機>1/144 零式艦上戦闘機五二型 森岡大尉機

零式艦上戦闘機 52丙型 ”森岡寛大尉機”

出品日:2007年12月10日〜12月17日
久しぶりのメジャー機!
しかし、一味変えて”最強?”の零戦、52丙型です。
丙型は重武装の為、かなり強そうなので結構人気があるようですね。実際はいろいろとあってそれほど活躍したわけではないようですが、主翼の機銃が増えていたりして迫力があります。

〜塗装とマーキング〜

森岡寛大尉機。
丙型といえば胴体に個性的な撃墜マークを記入し、一緒に写った写真も有名な、谷水竹雄上飛曹の機体が有名ですが、あまりにメジャーすぎるので辞めました。(こういう人気機を素直に作れないのが私の悪いところ・・・。)

森岡大尉の機体はこれといった特徴もなく、いわゆる一般的なゼロ戦の塗装ですが、ゼロ戦は基本がすでに美しいので、あえて変わったことをすることもないでしょう。

先が赤いスピナーがちょっとしたアクセントになっています。
あと、迫力を出す為に、普段使っている濃緑色より若干暗くしてみました。丙型は黒っぽく見えるイメージでしたので。

POINT 1:カウリング

丙型への改修は
・主翼の機銃を追加。(金属パイプ、金属線にて製作。若干のラッパ形状も再現)
・それに伴い主翼上下のパネルラインを一部変更。
・主翼下面に爆弾懸架のパーツを追加。
・増槽タンクの取り付けの形状を変更。
・機首機銃の片側穴埋め

など。

ウイングクラブコレクションの52型改修のポイントである、カウルフラップも追加しています。

POINT 2:その他改修点

下面の改修はこんな感じです。
4点支持式になった増槽タンクに改修。
パネルラインは丙型で結構変わっているようですが、特徴的な部分のみの掘りなおしにとどめています。もっとリベットなんかも追加すれば、やった感が出たかもしれませんね。
また、膨らみやスリットの改修のしていない部分があり、ちょっと中途半端な仕上げになってしまいました。

POINT 3:塗装

普通の52型より人気があるのではないかと思われる丙型。
性能的には無理をしすぎて、零戦本来のスタイルとはだいぶ変わってしまっています。

森岡大尉は本土防衛の任を負った精鋭302空の最後の飛行隊長。
写真を拝見すると細身で、失礼ながら頼りない感じの隊長ですが、左腕を吹き飛ばされても、鉤爪の義手をつけて空戦を続けたという、勇猛な人。
8月15日の玉音放送の2時間前にヘルキャットとの空戦を行い、そこで5機目の撃墜をして終戦直前にエースになったそうです。そこで”最後のエース”とさせていただきました。

詳しくはオスプレイ刊「日本海軍航空隊のエース1937−1945」に載っています。
これもいつかやりたいと思っていた機体でしたが、キットが手に入らず作れずにいました。ようやく念願かなって製作です。
私は個人的にゼロ戦は21型が好きです。 52型もかっこいいとは思いますが、本来あってはいけない機体。後継機が登場していなければいけないのに無理して改修を続けられてしまった、悲しい機体という印象を持ってしまっているので、素直にかっこよさを認められません。
でもかっこいい。やはりゼロ戦はかっこいいですね。

BACK

inserted by FC2 system