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1式戦闘機 隼T型
”飛行第11戦隊”

完成日:2006年2月26日

使用キット:ウイングクラブコレクション 1/144 1式戦闘機 隼T型

久しぶりの隼T型です。今回は第11戦隊のマダラ塗装にチャレンジしました。
T型はほとんど無塗装か濃緑色の塗装が多くてマダラはそれほどない気がします。(あとは64戦隊の機体とかかな)
どちらも以前にやっているのでどうせならと今回はマダラにしました。じつはやる前からすでに”つまらないものになるだろうな”と思いながらもマダラの練習を兼ねて塗っていったのですが、出来てみると意外といい感じ。赤や黄色も入っているので予想以上に見れるものになりました。まあ、多分人気はなさそうですがこれは意外といいですよ。

*改修版
出品したところ何点かご指摘をいただいた点があったので改修いたしました。
・「T型には夜間着陸灯がありません」と教えていただき、その部分を直しました。時間的問題からモールドまでは消せませんでしたので、ちゃんとしたものは次回以降の作品に反映させます。また、オイルクーラーの色が赤すぎたので、ゴールドよりな色に塗りなおしています。あと識別帯の塗りわけも根元がもう少し機首付近まで延びているようですが、今回はこのままとしました。
・「後ろの窓枠が2本ないのでは」とのご指摘をいただき調べたところ確かに枠があるようです。しかし、他の枠とは太さなどがちがうようで棒状のもののように見えました。もしかしたらキャノピー内の構造物かもしれません。ちゃんと確認できませんでしたが枠があるようなのは間違いないのでシルバーで極細く塗装しました。

=>いくつかの資料を調べたところ、後部キャノピーにあるのは窓枠ではなくキャノピー内側にあるパイプ状の”支持架”だそうです。よって実際はキャノピー内側にあるのが正しいようで窓枠として外側に書き込むのは正しくないです。
海外で復元されたT型はこの部分に結構太目の窓枠があり、それは間違いだそうです。
今回はちゃんと確認する前に修正してしまいましたが、見た目的には間違っていないようなので(窓枠として茶色や緑で塗ったら×でしたね)このままでいきます。この部分に関しては次回作からは再現しないつもりです。もしちゃんとやるなら内側に描くのが正しいわけですが、このキャノピーの出来ではそこまでやるのは大変なので。

〜塗装とマーキング〜

飛行第11戦隊所属機

今回もすべて塗装仕上げです。

完成のイメージがわかなかった迷彩。日本軍の初期に見られた緑と茶のマダラです。一型ではあまり珍しい塗装がないので、変化をつけるにはこんなのをやるしかありません。

POINT 1:マーキング

いつも通りマーキングは全て塗装で行っています。稲妻は比較的簡単です。
なんとなくつや消しのイメージだったのですが、それで仕上げるとなんだかなおさら見栄えがしなかったのであえてつやを出してみました。コレクションとして並べるなら綺麗なほうがいいですからね。

POINT 2:マダラ塗装

このスケールでは初の迷彩です。フリーハンドでなんとなくやってみましたが、あまりオーバースケールなぼかしにならず綺麗に仕上がりました。
これで自信をつけて今後もおそれずにマダラにチャレンジしていけそうです。

緑と茶の組み合わせもどうかなと思ってましたが、出来てみるとなかなか楽しい。識別帯や日の丸とあいまって結構カラフル。

POINT 3:考証

今回に限らず塗装替えとなるといろいろ資料を見て行うわけですが、大概は数枚の写真や図面を参考に塗装をします。

そういった場合側面図となると大体片方の図しかない場合が多く、今回のようなマダラの場合は反対側がどうなっているか、自分なりに推定して塗るしかありません。

ですのでこちら側の塗り分けは一部推定となります。

まぁ、この辺に目くじらを立てる方はいないとは思いますが、念のためお断りしておきます。

一般的には人気がないかもしれませんが、私は結構隼は好きです。
特にT型は繊細なイメージで綺麗だと思います。面白みという意味では確かにつまらないかもしれません。しかしこういう無駄のないすっきりしたラインは非常に日本的であり美しいとおもいます。

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